「寝るためのホテル」から「楽しみ尽くすホテル」へ安価で手軽に“非日常を味わう”旅への「換え活」

「映える」旅として、SNSから火がついた新しい旅「ホカンス」(「ホテル」と「バカンス」を組み合わせた造語)が、いま「ステイケーション」(「ステイ」+「バケーション」)とともに注目されています。これまでの旅では、ホテルは宿泊場所であり、旅の一部でした。それが、ホテルでの滞在そのものが旅の目的となり、ホテルステイを楽しむ新しい旅のスタイルが生まれているのです。移動や観光に時間やお金を割かず、その分“ホテルステイを存分に味わう”というのがホカンス(ステイケーション)の醍醐味になります。
思いついたときに気軽に非日常へとスイッチできる「ホテルを楽しみ尽くす旅」への「換え活」、試してみませんか?
ホカンス(ステイケーション)を気軽に楽しむには、自宅から1時間以内で行ける近場のホテルがお勧めです。観光はせず、ホテル内の施設や部屋で過ごすのが基本ですが、あとは自由気ままでOK! 交通費がかからない分、贅沢も可能です。
ルームサービスでディナーを楽しんだり、ラウンジで読書をしたり、スパやエステで極上のリラックススタイムを味わったり。従来の一人旅やグループ旅にそれぞれの良さがあるのと同様、こちらのいずれの旅も、また異なった楽しさを味わわせてくれます。
思い立ったときふらりと一人で出かけて自分時間を堪能するもよし、友達と部屋で心ゆくまでおしゃべりするというのもよし。大勢でお気に入りのアーティストの動画を一緒に鑑賞する“推し活”で、ホテルを利用する人も増えているようです。
このようなトレンドを踏まえて、各ホテルも現在では様ざまなホカンスプランを用意しています。高層階の部屋を予約して眺望を堪能するプランや、本格的なアフタヌーンティーを味わうプラン、おしゃれをしてラウンジバーでカクテルタイム、それに、「映え」を意識した、カラフルなウェルカムドリンクやアメニティを用意したプランなど、心おどる楽しみ方がいろいろあって迷ってしまうほど。
パッケージツアーなど観光をメインとした従来型の旅では、多くの観光地を巡るために気忙しくなることもありますが、「ホテルを楽しみ尽くす旅」では、できるだけ動かずにゆったりのんびり過ごすもの。「ただそれだけのために、自宅近くのホテルに宿泊なんて」と考える人も少なくないかもしれませんが、まずはお試しを。いつもと違う環境だからこそ心が動き、気分が上がり、体験したことのない充実感が得られるかもしれません。
こうした「ホカンス」や「ステイケーション」の「ホテルを楽しみ尽くす旅」は、満足度が高く、時間も効率的で非常にコスパのいい旅と言えます。これまで手が届きづらかった「贅沢」を気軽に試せる、新しい旅への「換え活」によって、新たな自分と出会えるかもしれません。